Q1.とりあえず会って話をききたい
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A.建物の写真や建築家のプロフィールだけでは、どんな建築家なのかわからないと思います。気になる建築家がいるのなら、是非会って話をしてみましょう。 会うだけで費用が発生するようなことはありません。建物について具体的な話が出来なくても問題ありません。漠然としたイメージや、素朴な疑問を伝えるだけでも構いません。 それをカタチにしていくのが建築家の仕事です。 長く付き合える自分に合った建築家を探すことが第一です。 |
Q2.建築の知識がないとダメですか?
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A.建築の知識は必要ありません。良い建築をつくるには、あなたの考え方や趣味嗜好など、全ての要素が重要になります。その中で大事なのは、何を優先させるかです。もちろん、そういった優先順位を建築家に相談しながら決めていくことも可能です。 いずれにせよ建築家は、あなたの意見をもとに、よりベストな方向になるよう導きます。 |
Q3.予算の相談はできる?
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A.もちろん出来ます。予算の検討なしには計画も立てられません。 全ての総費用を建築家に伝えると良いでしょう。そこから必要経費を算定し、工事に使える費用を概算的に提示します。その上であなたの要望や条件を満たしたものができるかどうか、検討します。 予算よりもオーバーになる場合においても、どのような計画なら実現できるか、提案します。 |
Q4.土地選びの相談はできる?
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A.敷地は建築を計画する上で、大切な要素のひとつです。是非相談してみて下さい。 まず、建築家に要望を伝えてから、土地探しを手伝ってもらえるか聞いてみましょう。総予算や周辺環境などのアドバイスをしながら、条件にあった敷地を探すことが可能になります。 例え狭小地や変形地でも、あなたにあった計画が可能な土地かどうか、総合的に判断することができます。 |
Q5.ハウスメーカーとの違いはなに?
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A.建築家とつくる住まいは、世界でたったひとつの住まいになります。 年間に数千棟もの住宅を供給する住宅事業は、高品位な規格化部品の開発によってもたらされてきました。毎年のようにシリーズ化された規格化住宅のキャッチコピーが新聞広告などに掲載され、その中でもグレードが最高級のモデルハウスが、住宅展示場に並んでいます。 一方、建築家のつくる住宅は、住宅展示場にはありません。何故なら、その都度一軒一軒フルオーダーでつくりあげる住まいだからなのです。建築主一人一人の要望や意見を取り入れながら、世界でたったひとつのこだわりの住まいづくり。 我々建築家は、住まいは買うものではなく、創るものだと主張します。 |
Q6.設計料ってどこからどこまで?
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A.大きく、「設計」と「監理」に分けられます。 企画構想から始まり、基本設計、実施設計など、設計図書を作成するのが「設計」になります。 一方、見積りから工事完成までの間、様々なチェックやアドバイスを行うのが「監理」です。この「監理」において建築家は、常にあなたと施工者の間に立ち、計画と工事の内容を適宜調整する立場になります。(前ページの「建築家の工事監理」も参考にして下さい) 契約内容にもよりますが、設計だけでおしまいなのではなく、そこから建築物が完成するまでが、建築家の腕の見せ所なのです。 設計・監理の作業量を考えれば決して高い費用ではありません。不安がらずに建築家に相談してみて下さい。 |
Q7.建築家が手がけた住まいって
住み心地はいいの?
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A.住まいとそこに住まう人は、十人十色です。ライフスタイルや家族の価値観などに合わせて設計をします。中には斬新で「本当に落ち着いて暮らせるの?」と思えるような住宅もありますが、一見個性的な住宅も、建主の要望と建築家の提案や工夫が集結しています。 画一的な住宅が必ずしも住み心地が良いとは限りません。 「かゆいところに手が届く」、そんな夢の住まいを目指して、気に入った建築家と住まいづくりを楽しんでみませんか? |
Q8.提案されたプランが
どうしても気に入らなかったら?
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A.もう一度よく話し合ってみましょう。 建築主によっては、住まいづくりに明確なイメージを持っている方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。あるいは、建築家から提案されたプランをもとに始めてイメージが湧き、具体的な要望が出てくる方もいらっしゃいます。 むしろ、プランが1度の提案で決定することはなかなかありません。 建築家がつくるプランは、建築主の要望はもちろん、敷地条件や予算などをトータル的にまとめ、反映しています。そのため、部分的に要望に合わない箇所がある場合もあるでしょう。その場合は何処が気に入らないのか、遠慮なく伝えましょう。それによってより良いものになるのであれば、建築家はその労力を惜しんだりはしません。 しかし、何度プランを作成してもらっても気に入らない、あるいは建築家の提案する内容があなたの考えと一致しない場合が続くときなどは、契約そのものを解約しましょう。建築家との契約は、契約内容に基づいた上でいつでも解約することが出来ます。 尚、解約した建築家につくってもらったプランをそのまま工務店などに持っていき、そのプランを使って建物を建てた場合は著作権法違反となりますのでご注意下さい。 |
Q9.完成した後の相談もできる?
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A.メンテナンスはもちろん、相談があるときは気軽に建築家に相談して下さい。 建築主であるあなたはもちろん、建築家にとっても自分が設計した建築物は、何年経っても愛着があるものです。メンテナンスやリフォームなど、様々な相談に応じます。 |
Q10.建築家選びのポイントって
ありますか?
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A.価値観の共有できる建築家を選びましょう。建築をひとつ完成させるためには、何百、何千もの事柄を決定していく必要があります。その多くは、建築家が建築的知識と経験をもとにプロの立場で判断しなくてはならない事柄です。 あなたが選ぶ建築家はそういった事柄の決定について、信頼関係をもって任せることのできる人ですか?あるいは、あなたのイメージする理想を、ともに共有できる建築家ですか? 設計から施工まで、さらにはその後のメンテナンス等、建築家とは長い付き合いになります。 価値観を共有できる建築家を、このホームページから是非見つけて下さい。
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