新年あけましておめでとうございます。
年頭にあたり皆様のご多幸とご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
さらに、3:11で被災され、いまだに避難生活を余儀なくされている多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。遠く離れているとはいえ、我々の出来る事は多々あると思います、決して他人事ではありません。ボランティア活動に参画されている皆様、本当にご苦労様です。また、東日本大震災からの復興もなかなか進まないなか、設計監理を専業で行う職能団体として、社会からの求めに応える為、日々研鑽を積む事が必要と言えます。
さて、本年は日本建築家協会(JIA)にとって重要な年になります。
一昨年の臨時総会、昨年の総会、の議決にもとづき、2013年4月から公益社団法人に移行し、新たな活動を始めようとしているからです。その意味するところは、今までもそうでしたが、今後は一層、社会に向けての活動にエネルギーを使って行くと宣言した事にほかなりません。その活動のベースは地域会(中国5県地域会)が担うことになります。
今まで以上に、各種団体・市民と共に地域社会の為に汗をかいていく事になるでしょう。その為、本部理事会では本部・支部・地域会の役割分担とあり方の見直し作業を鋭意行っているところです。また、新しく準会員制度を造り組織の見直しも行っていきます。それらの見直し作業の上に立って、JIA中国支部としては地方に在住する建築家として、地方ならではの活動(建築文化の創造)を行い、私たちの住む地域に役立つような貢献ができたらと、強く思っています。一人の建築家としてもそうありたいものです。各位には社会に対して、支部に対して、地域会に対して、一層のご尽力をお願い致します。
公益法人に移行することに伴い、支部規約改定を年度内に行う必要があり、その為に立ち上げたWG(ワーキンググループ)で検討を重ね、ほぼかたちが出来上がっています。また支部財政の健全化の為のWG(ワーキンググループ)も立ち上げています。現在、各地域で徴収している地域会活動費を支部の責任で公平に徴収する案があります。すでにご存知と思いますが、これらの内容に関しては地域会長を通じて意見集約をお願いし、今日までに反映もしてきました。
これらは、今後の支部活動・地域会活動にとって重要な事項です。規約上、支部総会の決議が必要です。その為、皆様が集まりやすい例年継続の岡山での新年会(2月8日)を利用して支部の臨時総会を開催する予定です。具体的には、前もって議案書をお送りいたします。ぜひ積極的なご協力をお願い致します。
JIAは新会員制度(準会員、協力会員)を造り、建築設計活動にかかわる多くの方達と共に、公益活動を行う事が出来たらと考えています。多くの仲間を募っていきますので、ぜひご参加をお願いします。 さて、私が支部長の役を引き受けて、3年が経ちます。
一番強く受けた衝撃は、全国で活躍している建築家がいかに日々猛勉強をしているかです。一時も休む事無く勉強をしているのを感じました。私も遅くは無いと奮起をしていますが、敵いません。そこで、若く独自に設計活動をしている、まだ見ぬ建築家に言える事があるとすれば、設計活動とは他と交わってこそ極めることが出来るのだと言う事です。
ライバルを見つけましょう。孤高をよしとする考えは、傲慢につながる考えと言えます。天才ならばいざ知らず、自分の立ち位置を確認、知る為にも、JIAの会員になって、他から学び、よりよき地域の建築家になりませんか? その為にはJIAは最適な団体です。待っています、一緒に精進しましょう。